メージの遊び方

 最近 green サーバーの Erufu たんから

GarbageRecycler がないと生きていけない」

 という DM が来て、知らないところでこのブログが役にたっていることを知る。

 そんなことを考えていると、EQ で遊んでいる夢を見る。

 あw

 これ、いつものやつw

 そう、ノーラス帰還兵症候群の発症である。

 そして仲間うちの Discord サーバーの未読を消化していると、Purin 君、トランペット Takewo 氏など何人かの知り合いが Quarm サーバーで遊んでいるのを発見。この時点で TCP 君から Quarm へのお誘い DM が来てたことに気づく。蓋を開けてみると Akatsuki 時代の友達 Nemu さんや私が抜けたあと入ってきた Yamu さん、それと TCP 君の三人で日本人ギルド的な基盤もできていた。なんと、Azumino 神もたまに顔を出しているらしい。

 GM の Nemu さんらしくギルド名も <Utatane> である。

 こうなるともう、絶対あとで恨み言を言われるであろう Regu 氏を召喚。

 

 というわけで、ここ何週間か Quarm サーバーで遊んでいる。

 クラスはクレリックとメージだ。

ーーおい、お前またそれか?

 という感じではあるが、まぁ聞いてくれ。

 クレリックのメインがいないみたいだし、じゃ手に馴染んだクラスでいいか。とりあえずスペル代すら出せないほど金に超困っているという台所事情もあって、ザ・グリーン・グラインダーな〝裸メージ〟は必須だろう。

 で遊んでみると、やっぱり遊び方を忘れてるので、Project1999 の wiki を読みながら思い出すことにした。

 あ、でも待てよ。そういえば、はるか昔にメージのメモを書いていたような気がした。で、ブログの下書きを漁ってみると、ほぼ出来上がっているこの記事を発見。改めて読み返してみるとそれなりに便利ではある。

 レイドなどは行ったことがない、あくまでもグループプレイのみの内容ではあるが、レベル 60 まで育てたしこのまま放置するのも勿体ない気がする。それに、常識と思っていたことが意外に知られていないというのはこういうマイナーなゲームではありがちなことだ。

 そんなわけで、暇でしょうがない人は読んでください。

 

レベリングに何年かかっとるんだ?

 と聞こえてきそうな我がマジシャン。

 ずっと 56 付近で放置しながら緑相手にプラチナファームしかやっていなかった可愛そうな裸メージにようやく xp を食わせる気になり、あっというまに 60 に。

 これを機会にあやふやなところがあったマジシャンのあれこれを整理してみる。私は決してハードコアガチ勢ではないので浅い内容なのはご容赦いただきたい。

 

PA 杖で召喚したウォーターペットが一番好き。緑狩りはたいていこのスタイルだ。「後学のために聞きたいんだが、ペットにマナ棒を持たせるのはどういう効果があるんだい?」と聞かれたので「ウクライナ・カラーで応援してる気分になるから」と答えたら、いたく感動されたw

 

 マジシャンは P99 コミュニティーでは〝メージ〟と呼ばれることが多いので、ここでもそう呼ぶことにする。

 さて、長々と講釈を垂れているが

要約すると

 ペットに関してはこれさえやっておけばよい。

  • マックスペット
  • Burnout を維持
  • モブの横や後ろから殴らせる

 

 グループのサポートは、

  • タンクのダメージシールドを維持
  • エンチャンターペットの Malo を維持
  • マナの許す限りマナ棒を床に数本並べておく

 

 これさえやっておけば何か言われることはないので、野良グループでも楽ちんなクラスである。

 以下、ただの重箱の隅を三万字も使ってつんつんしている。

 

 

メージの魅力とは? 他キャスターとの比較

 強力なメレー DPS。ペットの DPS に限定すればメージは最も強く、エピックを装備したローグに並ぶ。エンチャンターのチャームペットを除けば最も DPS の高いペットクラスである。

 意外に知られていない特徴として、メージは シンプルでわかりやすい クラスだ。スペル数を単純比較してみると、

  • キャスター
    • エンチャンター: 199 (212)
    • ネクロ: 156 (171)
    • ウィザード: 130 (183)
    • メージ: 120 (176)
  • プリースト
  • メレー
    • バード: 74
    • レンジャー: 73
    • モンク: 0
    • ローグ: 0
  • タンク

 

 スペルの多様性を見たいので一つの機能しか提供していないのに数がやたらと多いペットとポータルは除外した。実際のスペル数はカッコ内になる。

 一番多いのはエンチャンターで、20 ライン近いスペルを持つ。また 1999 年当時と異なり、人々はエンチャンターを最強の DPS クラスと認識している。彼らがいないグループは、xp/h が目に見えて低くなるため容易に体感できる。

 とはいえ、ペット専門クラスのメージやネクロのペットよりも数倍の DPS を叩き出してしまうエンチャンターのチャームではあるが、いつ切れるかわからないという危険性とトレードオフになっていて、AFK も命がけだ。

 メージやシャーマンは RM を下げるデバフを持っていることから、不安定なチャームをより安全にするという仕事がある。

 一方、メージのエレメンタルやネクロの骨はチャームペットのような尋常ではない強さは無いかわりに、不安定さは無い。

 

 ペットクラスのイメージ

 

 さて、183 個のウィザードと 204 個のドルイドは一見多いようだが、大部分はポータルによるものだ。それらを除外するとウィザード 130、ドルイド 169 と、おおよそイメージ通りになる。

 そういう意味ではメージもペットを除外すると 120 まで減る。30% 以上がペットスペルであって、実質的なスペル数は 4 キャスターの中で最も少ない。

 同じペットクラスのネクロはどうだろうか。ネクロはユーティリティに長けておりスペルのラインも多い。また、Invis と IvU 両方を持っている上に FD があるため、ダンジョンの深部に潜り込める機動性がある。

 ネクロはモブがいるかぎりマナを生成し続けられる。逆に言えば、モブがいないとマナを維持できないので、テンポのいいプルが好まれる。ネクロの DoT は数字だけを見ていると強力だが、グループの場合は効果時間を使い切る前にモブが死んでしまうことが多くマナ効率が極端に悪くなる。主砲と思われがちな DoT はほぼ機能しないので、DD にライフタップを混ぜるスタイルとなる。

 ネクロはペット召喚に店売りされていないボーンチップが要求されるのも煩わしい。一方メージはマラカイトという安価な店売りジェムで済む。また、ペット武器もメージなら召喚できるがネクロにはないので、重いゴミ武器を余分に持っておく必要がある。

 高価なドロップスペルも、持ってないと一人前扱いされないというようなものがメージには無く、ペットの殴りがそのまま DPS になるためトンネルで揃う安物で十分強い。

 ペットクラスはマナ待ちせずに大量に狩ることができる。ルートが無いなど CC 能力がないためソロでネームドを狙うなどの一攫千金は難しいが、緑を大量に狩るようなプラチナグラインドには最適だ。

 カッコいいメレークラスに夢を見る人は、トンネルで物色を始めてまともな武器やヘイストアイテムの市場価格にノーラスの現実を知るだろう。メレークラスの装備をそろえるために、面倒な操作がいらない気楽なクラスは何か? と問われば、私はメージを推したい。

 ネクロほどではないが、一応メージはソロもできなくはない。

 でもどちらかと言えばグループ向きだ。一方、ソロ志向が強い人はネクロがいいだろう。

 武器やヘイスト装備など、ある程度ギアを揃えないと話にならないメレーと異なり、基本的にキャスターやヒーラーはほぼスペル代だけで済む。WoW の Spell power のように、ギアを積んでダメージやヒール量を増やしていくというような概念が無く、どれほどギアを積んでも上がるのはマナの量だけで、魔法の強さ自体は強化されない。

 少なくともグループで遊ぶ程度であれば、ギアへの投資は趣味レベルといえる。

 更にレベル 51 以降のメージのドロップスペルには高価なものがほぼ無く、マナ待ちなしに延々と緑を蹂躙できる。その上 100% 重量軽減の 10 スロットバッグを召喚できるため、ゴミ拾いで稼ぐ能力も優秀。最も財布に優しいクラスである。

 

 

キャラ作成

 種族ごとに多少の得手不得手はあるものの、結局は 好きな種族を選んでおくのが (長続きするので) 一番強くなる のは間違いない。

 好みが特に無い場合は、下記を基準にするといいだろう。

  • グループ向け: INT +25、STA +5
    • Erudite のみ: INT +25、AGI +5
  • レイド特化: Gnome (CotH 欄で後述)、STA +25、INT +5

 INT はマナ量を決めるステータスなので一番重要になる。

 STR はレベル 51 で優秀な重量軽減バッグを召喚することができるので不要。

 STA は HP の量を決めるステータスだが、キャスターの場合は増加量がかなり弱いため、レイドに特化 (min-max) させたい時だけ考えればいい。キャスター向け装備のほとんどに INT がついており、STA は基本的に上げにくいという事情もある。

 DEX, WIS は言うまでもなく不要。

 AGI は物理攻撃の軽減に関するステータスで、キャスターはそもそも考える必要がない。ただし最低ラインを割っていて生まれながらにペナルティを持っている Erudite のみキャラ作成時に補強しておく必要がある。

 CHA は NPC へアイテムを売る時の買値に影響する。ゴミ拾いによるプラチナファームをするキャラは CHA が一番重要なステータスになるが、ソフトキャップが 104 と結構低くアイテムで十分補える範囲なので、あえて考慮する必要はない。

グループで知っておくべきこと

 ペットクラス特有の基本的なことをおさらい。

モブ正面からの攻撃はダメージが悪い

 まともなタンクは、メレー DPS やペットとは逆サイドに立つ習慣が身についている。なぜなら、モブの正面は ダメージの通りがかなり悪い からだ。

  タンク -->  <-- モブ  <-- メレー DPS や ペット

 ペットユーザーはタンクとは逆側、つまりメレー DPS と同じ方向からペットで攻撃する。そのため、ペットにタンクをさせるようなグループやソロの場合、ペット DPS の本領は発揮できないことに留意しておこう。

モブのタゲは PC 優先

 モブのメレーレンジに PC とペットがいるとき、モブは常に PC をタゲる

 複数の PC がいるときは、一番ヘイトが高い人が選ばれる。ただしモブがルートされている場合は、ヘイトに関係なく一番近い PC を向く。

 ペットがタゲをとるのはモブの メレーレンジから PC がいなくなった時だけ

 グループにタンクやメレーが居ない場合でも、もうすぐモブが死ぬが攻撃を食らっているペットのほうが先に死にそう! というような状況では自分などがモブのメレーレンジに入って攻撃を一時的に肩代わりすることにより、ペットが死ぬのを防ぐことができる。

ヒーラータイプのモブの特性

 ルートなどで固定されている場合、メレーレンジに誰もいないとヒーラータイプのモブはヒールをしなくなる。だから、そういうモブはアースペットで肩代わりすべきではない。

ペットとインビジ

 メージやネクロは、マックスペットを作るのにそれなりの苦労があるし、ペットに武器を渡したりペット専用のバフをしたり、またエンチャンターの再チャームは彼らのマナの 20% 程度を消費していたりと、ペットの準備や維持にはそれなりの労力が払われている。

 ペットがいるときにインビジを自分にかける・かけられるとペットを失う。例えばバードがちょっとした移動でインビジソングをつい癖で歌ってしまったなど。またエンチャンターのチャームペットもブレークして襲われる。クレリックなどの IvU など相手限定のインビジであっても同様である。

 私もペットクラスのことをよく知らなかった頃にクレリックでこれをやらかして、野良で怒られた記憶がある。あの頃はなんでそんなに怒るんだ? と思っていたが、実際にペットクラスをやってみると、あぁなるほどと頷ける。

移動には細心の注意をする

 キャンプまでの移動や、途中でキャンプ地を変更するときなど、ペットを持ったままキャンプを移動するような場面ではできればペットは消しておいたほうが安全だ。

 段差を降りたり落とし穴に落ちたりするなど、モブやペットなどの NPC が通るパスが設定されていない経路を召喚主が通ると、ペットだけとんでもない経路を使って大回りしようとする。

 ペットは召喚主のファクションをコピーしているため、当然モブにアグロする。そしていつのまにかペットが死んでいて、アグロが全部召喚主に渡り、唐突な大トレインの襲来を招くことになる。

 あれ? ペットが行方不明……という時は 緊急事態 である。

 グループやレイドが

「なんでそんな意味不明なモブが来るの?!」

 という 身に覚えのないトレイン で半壊したりワイプすると、まず疑われるのがペットクラスw

 皆そういう経験をして痛い目にあってきている。

壁際で召喚しない

 壁にくっついた状態でペットを召喚するとペットがイバックポイントに飛ぶというとんでもないバグもある。

 そしてペットのデフォルトは Follow なので、召喚主まで律儀に走ってくる。ダンジョンの深部でこれをやらかすと、それこそ超弩級のトレインである。

 ペットが見当たらない場合は即座に全員 /camp をすべきだ。ヒーラーやバードなど自分に何かした人にもアグロが渡っている可能性があるためだ。

 まぁ、NPC のパスなんて普通は気にしないものだし、一度は痛い目を見ないとなかなか気付けないと思う。

 これはあまりにも不便ということである時に修正がはいったようで、本家 TLP や TAKP などではペットのファクションが Indif になっており、そういう心配は不要になった。P99 では十分注意したい。

ペットが吸う経験値

 メージ、ネクロ、エンチャンターなどの ペットクラスがソロをする と、ペットが与えたトータルダメージが 50% を超えた場合に経験値が 半分になる というペナルティーが存在する。これを防ぐため、

  • 自身の DD で 50% を超える
  • モブが死ぬギリギリでペットを消してから DD で殺す

 

 というような操作を行う。

 ペットの Burnout は毎回必要なので、そのぶんのマナは戻ってこない。

 このペナルティはソロのときのみ 発生する。なので、メージにとってデュオが一番手軽で理想的な構成になる。

 

 

ペットの選び方

 メージのペットは地・水・火・風の四種類がある。

 場合によりけりだが、ソロに関しては 51 までは火エレ、51 以降は土エレが強い。

アース・エレメンタル

 意外と知られていないが、メージは 4 キャスター・3 ヒーラー中 唯一ルートを持たないクラス なので、頻繁に出すプロックのルートがメージの安全弁となる。

 ルートを持たせたら強すぎではという話ではあるのだが、あっても良くない? とは思う。

 土エレのルートは特殊で、通常のルートは上書きするがスネアやダークネスは上書きしない。また効果時間が数チックしかないので、ルートしていたペットに土エレが少しでも触れたときは、再ルートをしておく必要がある。

 エンチャンターなどの CC が無いときに使われるルート CC を強いられるようなグループでは PC のルートを上書きしてしまい、しかもすぐに切れるため、そういうケースではアースは引っ込めたほうがいいだろう。

ウォーター・エレメンタル

 グループでは水エレ。ルートのような副作用の強いエフェクトが無いので余計な気遣いがいらないし、馬鹿にならない DD を持っている。またレベル 54 以降の水エレにはバックスタブがあるのもグループ向きだ。P99 のバックスタブは横からでも入るので使いやすい。

ファイアー・エレメンタル

 要らない子。これの特性の DS はかなり強いが、上記の通りメレーレンジ内に PC がいると殴られないのでグループでは DS がまず機能しない。たとえタゲを取れたとしても 4 ペット中一番少ない  HP のため、すぐに死ぬ。つまり存在自体が矛盾している。

 これが強いのは 51 未満のソロだけだ。

 ただし、これの DS はかなり強いので、ソロではペット HP を削らせながら相手を削るというチキンレース戦法になる。

エアー・エレメンタル

 モブにヒーラーやキャスターが多い場所では風エレ。プロックがスタンなのでキャストを止めるチャンスがある。またアイドル時はインビジを行うので、余計なアグロが多い場所では有効。しかし、それほど出番はない。

 なお PoS ではこのペットしか召喚できない。

ペットコントロール

 ペットコントロールは主に ペットが持つヘイトリストの操作 になる。

 ペットはモブに殴られるとそのモブをヘイトリストの先頭に入れる。メージはそのリストを下記のコマンドで操作する。

Attack

 /pet attack

 /pet health

Back

 /pet back

 /pet health

 Attack は、ターゲットしているモブをヘイトリストの 最後尾に加える。だからリストに加えた順に殺していく。

 Back は、今持っているヘイトリストを リセット する、つまり全部忘れる。

 ただし、ペットは殴られるとそれをリストに加えるので、Back を一回押しただけではすぐに殴られて 1 体だけのヘイトリストをすぐに作ってしまう。Back を連打するとリストが消えてというのを延々と繰り返すことに。ペットが言うことを聞かないように見えるのはそのためだ。

 ペットクラスのスパムがうざいと思われているかもしれないが、あれは仕方がなくそうしている。

 すぐに殴られるのでターゲットを変えないという性質を利用して、戦闘中にヘイトリストを予め作成することが出来るので、緑刈りのときは便利。

 いずれのマクロも /pet health を入れているのは末尾の GINA トリガーを参照。

Change

 /pet back

 /pet attack

 必須ではないがあれば便利。

 戦闘中にローマーが来たなどターゲットをすぐに変えたいときは Back して Attack するという操作になる。これはできるだけ素早く実行したいので、Change としてマクロにしておく。ただこれはヘイトリストのリセットを伴うため、Attack で直近のモブの再登録が必要になる。

 とにかくメージはルートのような CC 能力が皆無で、ペットが居ない (他のモブを相手にしている) 時はただの人になってしまう。このマクロはそういう緊急事態に使える。

Follow

 /pet follow

Guard

 /pet guard

 Follow は自分についてくるようにする。召喚した直後は Follow がデフォルトである。

 Gaurd は今いる場所に止めたい場合に使う。また、一番近くのモブの方向に向くという習性を利用して、トラップの位置を割り出すようなことにも応用できる。

 同じゾーン内にゲートをすると、この状態が Follow に戻るというバグ(というか仕様?)があるので注意しよう。この動画でも度々発生している超トレインはこれが原因である。

Kill

 /pet get lost

 ペットを殺す。チェインペットで後述。

Break

 /ass luela

 エンチャンターがチャームブレークしたとき、ペットだったモブに即座に malo をする仕事がある。その時のために用意しておくと便利。グループ内のエンチャンターの名前を都度ここにいれる。

Assist

 /ass souji

 /pet health

 グループに入ったとき、都度この名前の部分を書き換える。タンク、或いはメインアシスト (MA) の名前をここに書く。これは Attack をする前に必ず押すボタンになる。私は一時期このマクロを、

 /ass souji

 /pet attack

 としていて 1 ボタンにして手を抜いていたが、アシストはしたいがペットアタックはしたくない状況がそれなりにあるので、結局は分離していた方が安全ということになった。

 

 

キーバインド

 いずれも左手のどこかに割り当てるといいだろう。

ペットをターゲット

 デフォルトでは F1 になっている。これは自分をターゲットするものだが、ペットがいるときにもう一度押すとペットをターゲットする。F1 だと遠いしブラインドで押せないので、どこかに再割当しておこう。私の例ではエンチャンター時代から Z にしている。

ニアレスト NPC

 自分から一番近いモブをターゲットする。EQ のクリックターゲットはゴミなので、これは必須。私は T から /tell を削除して割り当てている。というか、そんな大事な場所に /tell なんていらんって……。

一つ前のターゲット

 特にソロだとペットとモブの HP を交互に見るようなことが多いので、これもよく使う機能だ。私の例では Shift-T で直交性を持たせている。

ダメージウィンドウ

 後述するようにペットのダメージを見ることはよくある。デフォルトのままだと見にくいため、数字だけを出す専用のチャットウィンドウを作っておくと便利。

ペットレベル

 マックスレベルのペットを出す作業に、メージやネクロは一生手を焼くだろう。

 ペットは召喚するごとにレベルが異なる。幅は決まっており、例えばレベル 57 のアースエレメンタルの場合、レベル 44 から 48 の範囲のランダムになる。

 ペットのレベルを直接知ることは出来ないので、最大ダメージ (らしきもの) から推測するという方法が使われる。ペットダメージを別のチャットウィンドウに分離しておくのはこのためだ。

 マックスペットでなければ Reclaim Energy をして再度召喚し、出るまでそれを繰り返すことでマナを節約する。リクレームは最初はスペルでやってもよいが、フォーカスアイテムを入手したあとはアイテムの右クリで行う。

 レベル 57 土エレの場合、最大ダメージとペットのレベルの関係はこのようになる。

  • 52 ダメージ → レベル 44
  • 54 ダメージ → レベル 45
  • 56 ダメージ → レベル 46
  • 58 ダメージ → レベル 47
  • 60 ダメージ → レベル 48

 

 忘れっぽい人は、自分のレベルで使っているペットのマックスダメージを /note などにメモしておくと良いだろう。

 緑ばかりを相手にする場所でないかぎりマックスペットを使うべきなのだが、なかなか出てこない時もある。下手をするとマラカイトを 1 スタック以上消費しても出ないようなことも。そうやってイライラしていると考えるだろう、

(たったの 2 ダメージしか違わないのだし、だったら一つレベルが低くてもいいのでは?)

 と。ところが実際に GamParse 等のツールを通して見ていると、最大ダメージの差だけでは説明できない DPS の差がある。

 モブとのレベル差でダメージの通りが変わる点を考慮する必要があるということだ。レベル差を作れば作るほどミスが減り、そのぶんダメージが出る率が増えているのはメレー諸氏はもとよりペットラクスを触っていると実感していると思う。

 ここでは感覚ではなく実際に見てみよう。

 被験者は レベル 45 ドワーフ。レベルの揺れがないクエスNPC で、57 スペルの土エレのレベル範囲 44 ~ 48 だと格上と格下を意図的に作ることが出来る。また、6 分 40 秒のリスポーンタイマーも実験に好都合だ。

 実験ではソロで 20 回ずつ殺してみる。個人的にはドワーフはいくら殺しても殺したりないので被験者として最適だ。

 まずは レベル 44 のペット。(モブから 1 レベル格下)

  • 通常ダメージ:
    • ミス: 636 回 39.4%
    • 中間: 631 回 39.0%・ダメージ率 45.9%
    • 最大: 349 回 21.6%・ダメージ率 41.4%
  • プロック DD
    • 66 回・ダメージ率  8.1%
  • キック
    • ミス: 24 回 45.3%
    • 成功: 29 回 54.7%・ダメージ率 1.3%
  • バッシュ
    • ミス: 67 回 47.5%
    • 成功: 74 回 52.5%・ダメージ率 3.3%

 

 次は レベル 48 のペット。(モブから 3 レベル格上)

  • 通常ダメージ:
    • ミス: 570 回 37.8%
    • 中間: 562 回 37.3%・ダメージ率 41.0%
    • 最大: 374 回 24.8%・ダメージ率 46.4%
  • プロック DD
    • 64 回・ダメージ率  7.7%
  • キック
    • ミス: 22 回 36.7%
    • 成功: 38 回 63.3%・ダメージ率 1.8%
  • バッシュ
    • ミス: 50 回 42.7%
    • 成功: 67 回 57.3%・ダメージ率 3.2%

 

 ミスした回数が 39.4% → 37.8%、中間ダメージが 39.0% → 37.3% とそれぞれ若干減り、そのぶん最大ダメージを出した回数が 21.6% → 24.8% と 3% も増えている。また、バッシュの成功率も 5% 近く上がっている。

 このように、最大ダメージの差だけを見ていると大したことがないように見えていながら実際はレベル差によって命中率が大きく変わっていることがわかるだろう。

 これが少なくない DPS の差としてあらわれている。

 マックスペットは余程運が悪い日でもないかぎり作るべきである。

 

ペットトイ

 pet toy というのは、ペットにドラッグ & ドロップして装備させる武器のこと。

 トイにはいくつかの特殊なルールが適用される。

 ペットの素手には固有のダメージとディレイがある。これをベースダメージ、ベースディレイと呼ぶ。

  • クラス・レース・ロアなどのフラグは無視される
  • トイのダメージがベースダメージよりも高い場合だけ、トイの数字になる
  • トイのディレイは常に無視され、ベースディレイが維持される
  • すでに持っているトイよりディレイが短いトイの場合のみ持ち替えることが出来る

 

 最適な召喚武器は、

 

Sword of Runes

 召喚武器はレベルごとに色々覚えるが、レベル 29 以降はこれを 2 本持たせればいい。ネクロや SK、シャーマンから「gimmie a pet toy bro」と言われたらコレをあげておく。SK やシャーマンのペットはレベルがかなり低く、その分ベースダメージも低い。そのため、Sword of Runes でも最大ダメージが上がることが多いからだろう。

 以前はこれについている Effect: Ward Summoned がサモン生物以外にも入るという神バグがあって必ずこの武器を持たせていたのだが、流石に修正されたので、これの優位性はほぼなくなった。

 

 召喚武器は無限に作れるが、余裕があるときは下記のようなアイテムを集めておくと、いざという時に できるメージ を演出できる。

 いわゆる〝勝負トイ〟である。

 メージ、ネクロ、エンチャンターの 3 ペットクラスでも、メージとネクロはペットが死ぬと渡したアイテムを回収できない。それを勘定に入れると、ペットトイたりうる条件はこの三点になる。

  • ファームが簡単 = ゴミレベルに安いこと
  • 使えるプロックがあること
  • LORE ではないこと

 

Gnoll Hide Lariat

 通称〝ムチ〟これはスタン目的。これがいいのは Splitpaw Lair で簡単にファームできる点だ。

 ぷりん君がよくやっていた〝手荷物検査〟である。

 EQ の仕様で、ペットが持っているはずのアイテムのうち、手に持つ装備は殺す前から見た目でわかる。invis でノールの手元を確認しながら、ムチ持ちを見つけたらペットを召喚してぶっ殺し、ペットをリクレームしてまた invis というのを繰り返してひたすら集めていく。

「なんか最近ムチ落とさねえなぁ」

 と思って /who をすると怪しい anon が……なんてのは、ポーあるある。

 

Deadwood Stave

 Kaesora 深部の Warder of Xalgoz からファームできる。これもある程度の手荷物検査はできるが、見た目が FS と同じなのでハズレもある。

 HP を吸うプロックを持っている。

 Kaesora は invis が効かないモブが多いので、移動に時間がかかる。

 

 これらは EC トンネルで 50 pp 前後で買える。

 プルに失敗してモブが多く来すぎたなどでゾーンやイバックをするとトイが無駄になるため、キャンプを始めてマックスペットを出し、キャンプが安定しているのを確認してからトイを渡すことになる。

 

メージのソロ

 メージはほぼクラウドコントロールの能力がないため小細工は効かない。その中でも一工夫でなんとかなったりする。

チェインペット

 モブが強くてペット 1 体で殺せないとき、複数モブをブレークするとき、続けてペットを召喚してぶつける。これがチェインペットである。

 ただし、ペット召喚のキャストタイムは異常に長く、中断せずにキャストが完了することはまず無い。

 そこで、まず /pet get lost コマンドをマクロに登録し、いつでも押せるようにそのページを出しておく。

 ペットが死にそうになると、次のペットを召喚しはじめる。そしてキャストが終わる 直前、およそ 1 秒手前で、用意しておいたボタンをマクロページから直接押す。ホットボタンに入れているものはキャスト中に押せないからだ。

 これでペットを(見た目)全回復させる事ができる。

ルートプル

 ぷりん君からの伝来。2、3 匹のモブをブレークしたい場合、どれか一匹をまずルートしてブレークを楽にする方法。

 アグロレンジぎりぎり、また土エレの root が届くぎりぎりで attack、back を繰り返す。初弾で root を出すことがたまにあるのでそれを利用する。マクロにしてもよいだろう。

 /pet attack

 /pet back

 

ダメージスペル

 もちろんウイザードには敵わないが、メージにもそれなりのダメージスペルがある。

 ほぼファイアー系 DD で若干マジック系がある。EQ の例にもれず、一体何に使うのかわからんような代物が大半だ。

 対エレメンタル系の DD は DPM が高いが使える場所はかなり限定される。DPM が一番高いのはマジック DoT で、効果時間も 5, 6 tick と短く設定されているので瞬殺系のグループ DPS でも使いやすい。

 

 DPM が高い DD はファイア系のプロジェクタイルでタマがピューンと飛んでいくという変わり種だ。レンジが 1.5 倍長いという特徴があり、間にターゲット以外のモブがいるとそいつに着弾してしまうので慣れがいるものの、それを逆手に取ってキャストが終わってから着弾までの若干の時間を使って距離をとることもできる。屋外など開けている場所でのソロで使える。

 モブとの間に少しでも段差があるとスペルが届かずマナの無駄になるので、ダンジョンでは使える場所は限られている。

 下記は DPM でソートしたもの。タイプ: F ファイア、P プロジェクタイル、M マジック、D マジック DoT、S 対サモン生物

  • DPM - レベル タイプ スペル名 ダメージ
  • 0.7 - 1 F Burst of Flame 5
  • 0.9 - 4 F Burn 14
  • 1.2 - 8 F Flame Bolt 47
  • 1.2 - 8 M Shock of Blades 35
  • 1.4 - 12 S Ward Summoned 41
  • 1.4 - 16 F Shock of Flame 97
  • 1.5 - 20 P Bolt of Flame 156
  • 1.6 - 20 S Expulse Summoned 94
  • 1.6 - 24 M Shock of Spikes 176
  • 1.8 - 29 S Dismiss Summoned 162
  • 1.9 - 34 P Cinder Bolt 333
  • 1.9 - 34 F Blaze 295
  • 2.1 - 39 S Expel Summoned 273
  • 2.4 - 44 M Shock of Swords 600
  • 2.6 - 49 S Banish Summoned 585
  • 2.6 - 54 P Scars of Sigil 450
  • 2.7 - 49 P Lava Bolt 810
  • 2.8 - 44 D Elemental Maelstrom 600 (6 ticks)
  • 2.9 - 52 F Char 711
  • 2.9 - 56 S Exile Summoned 725
  • 3.0 - 57 M Shock of Steel 825
  • 3.1 - 59 P Seeking Flame of Seukor 1024
  • 3.7 - 55 D Wrath of the Elements 985 (5 ticks)

 

 通称エロ棒 Burnt Wood Staff もレベル 46 以降は DPS の足しになる。右クリで Lv34 の Cinder Bolt を無料で打てる。

 エロ棒でラリっているパイセンメージ衆。(写真はイメージです)

 

マナ棒

 Lv44: Modulating Rod、通称〝うまい棒〟 はレベル 44 で覚える、マナを人に渡すことができる召喚アイテムである。

 マナが常にきついクレリックへの奉納品、というのが一番の目的だろう。一方メージはマナは結構どうでも良く、マナ残量に大した責任がないクラスである。常に low mana でも許されるので、マナが許す限り地面に並べておくと喜ばれる。私は常時 2〜3 本並べている。

 ただし、このゲームはタゲ全般がクソなので、地面に落とすには慣れがいる。マナ棒を自動的に地面に落とすマクロがある。詳しくはこちら

ヘイストマスク

 Lv56: Muzzle of Mardu -> Summoned: Muzzle of Mardu

 11% ヘイストのペット専用マスク。もちろん Burnout とも重なるので馬鹿にならない DPS の寄与がある。恐らくメージスペルの中で一番高価なドロップスペルだろうから、このマスク自体はトンネルで売っているようなメージもいる。

 まだキャストできないメージや、ネクロ、エンチャンターなど他のペットクラスにも需要がある。

包帯

 Summon Bandages

 意外と思われるかもしれないが、包帯はなかなか馬鹿に出来ない。

 Bind Wound はスキルが 200 以下は HP の 50% まで回復できる。一巻き (10秒) あたり最大 50 回復する。クラスによっては 200 を突破でき、最終的に 70% まで、84 HP も回復できるようになる。

  • モンク -- レベル 51 から 70%  まで。84 HP/巻き
  • ウォーリアー・ローグ・パラディン -- レベル 56  から 70% まで。84 HP/巻き
  • レンジャー・バード・シャドーナイト -- 200 キャップ 50% まで。50 HP/巻き
  • エンチャンター・メージ・ネクロ・ウィザード -- 100 キャップ 50% まで。25 HP/巻き

 

 特にモンクは 70% まで巻いてから Mend で 更に 25%、つまり 95 %まで自己回復できるチートクラスである。時間はかかるがソロに強い所以だ。

 ところでシャーマン、ドルイドクレリックもレベル 56 から 70% まで巻けるが、そもそもヒーラーは座らせているほうが余程効率がいいので、使うことはまずない。

 ただし包帯は活用しだすと湯水のように消えていくので、店売りのものをカバン一杯にしてきたとしても、あっというまに無くなる。その点、メージの Lv4: Summon Bandages は 1 スタック出せるので、かなり早い段階から活用できる。

 ウォーリアー x シャーマンというトカゲ・デュオからの依頼で笑えたのが、100p やるから二人で持てるだけの包帯を出してくれというものだった。シャーマンがカニをしている間に減った HP をウォーリアーが横で巻きまくっていた。

その他のおもちゃ

重量軽減バッグ

 Gift of Xev

 レベル 51 のスペルで包帯・パン・水・バッグの 4 つを同時に召喚する。

 後ろのゴミはどうでもいいとして、10 スロット 100% 軽減のバッグが使い勝手が良い。しかも、このスペルはよくドロップするスペルなので、トンネルでワゴンセール状態である。

 職業プラチナ・ファーマーともなれば Malachite、Cat's Eye Agate、マフィン、ミルク、Jboots を Hand Made Backpack に入れ、その他 7 スロットはこの召喚バッグのため空けているというような仙人スタイルが基本になる。

 召喚アイテムはログアウトしてから 15 分が経過すると消滅する。しかもこれはバッグなので、中に入れているものも一緒に全部消える。杜撰に扱うとそのうち 大惨事を引き起こす だろう。

 特に、人にあげるときは必ず本人に以下のような注意をすべきだ。

  • 大事なアイテムは絶対に入れないこと
  • fine steel や ore など店売りするアイテムだけを入れること

 

 自分が使うときはログアウトする前にカバンの上で Alt を押して中身がカラになっていることを確認する。これを身に着けておくだけで大惨事を回避できる。

 アンレストでローレベルな人々を DS をかけて遊んでいると、モノを持ちすぎで歩いているダークエルフクレリックがいたのでこのバッグをあげた。

 それから 数週間が経過して そんなことなどとうの昔に忘れた頃、ネリアックの銀行前で偶然彼女に会った、のだが……。

「このバッグが便利すぎるせいであれから一度もログアウトしてない」

 え……w

投げナイフや手裏剣

 モンクなど弓が使えないクラスがプラーをしているときに渡すと便利。

 Lv16: Summon Throwing Dagger -> Summoned: Throwing Dagger レンジ 55

 Lv54: Bandoleer of Luclin -> Summoned: Knife of Luclin レンジ 75

 Lv55: Pouch of Quellious -> Summoned: Shuriken of Quellious レンジ 100

 ウォーリアーやレンジャーなどのプラー向け。

 まぁ、手裏剣や矢は大方自前で持ち込んでくるものだが、たまに長時間すぎるキャンプだったり、そもそも補充忘れw とかもある。そういう時にメージの召喚ものは重宝される。

 Lv20: Summon Arrows -> Summoned: Arrow レンジ 50

 Lv53: Quiver of Marr -> Summoned: Arrow of Marr レンジ 75

水中呼吸やレビ

 ハデンのイヤリングやガスマスクを持っていない人用として Kedge Keep で配るやつ。通常の水中呼吸スペルと違うのは、自分のタイミングで使えるということ。CM を食らって最悪 EB を狙撃されてもこの石があれば問題ない。

 Lv20: Summon Waterstone -> Summoned: Waterstone

 レビができるアイテムは、OoT や TD で CR をする人からたまに要求される。これも同じく、自分のタイミングでかけることができるため、移動の間にバフの効果時間が減るのを気にする必要がない。

 Lv39: Summon Ring of Flight -> Summoned: Ring of Levitation

ウルトラビジョン

 夜目が利かない種族には重宝される。OoT の離島にてトロール・シャーマンの Wojiak にこれをくれと言われて渡すと duel で作った死体に保管した上でもう一個くれと言われw どんだけ困っているのか。

 Lv16: Summon Heatstone -> Summoned: Heatstone

戦闘糧食

 CornucopiaEverfount

 いわゆるコゲパンと水。レベル 24 から 1 スタックずつ召喚できるようになる。

 

バフ

 ダメージシールドは最大 7 分しか持たないため、メージ的な〝辻バフ〟は無い

 強力なバフが揃っているクラスを持っていると、そういう意味でこのクラスは物足りなさを感じるだろう。

 しかし、何も出来ないわけではない。

 例えばペットヘイストマスクの Muzzle はソロで DPS に困ってるような人にとても喜ばれる。しかもバフは効果時間というものが必ずついて回るが、ペットに渡す召喚アイテムはペットが死ぬかゾーンするまで有効なので、効果時間を考えなくてよい。

 エンチャンター、ネクロ、シャーマン、SK、レベル 55 以下のメージに渡すと喜ぶだろう。

ダメージシールド

 

 DS はグループで強力な働きをする。

 メージはダメージシールドのプロで、クラス中一番強いものを覚える。グループではタンク、ソロではペットにかける。ただしファイアーペットは元から持っている DS のほうが強いので不要。このバフはデュレーションが異常に短いため、GINA ではショートバフ用のカテゴリーを新設し、画面中央など目立つ場所に表示させておく。

 また、グループ版の DS は使わないので割愛。レベル 60 のグループ DS Aegis of Ro は一見 PL に使えそうだが、Shield of Lava から 8 dmg しか上がらないわりに 7 分ごとのインバイト・ディスバンドが発生するため、面倒くさすぎて使うことはないだろう。

バーンアウト

 

 自分のペット専用ヘイストと STR のバフ。

 これがかかっていないペットは マジでゴミ なので常に入れておく必要がある。ただし 15 分なので結構頻繁にリキャストがいる。これも GINA のショートバフ・カテゴリで管理する。

 DS と Burnout はいずれもタンク一人・ペット一匹と対象が一つだけなので、GINA のトリガーは「You begin casting Burnout」のようなキャスト開始の文字列を拾ってタイマーを起動させれば事足りる。

 メージは常時 Burnout, DS の二本のタイマーバーが見えていればよい

 

 メージには self only なバフが三つある。

HP + AC + MR

  4 キャスター共通セルフ HP バフ。常時必要。

HP regen + MR

  唯一の HP 源。安価ではあるがジェムが必要なので、マラカイトと共に常備しておく。こちらは状況に合わせて。

SvF + SvC

マロ

 エンチャンターのチャームペットは グループ DPS の根幹 であり、これのある無しではキルスピードが著しく変わる。だから、協力できるクラスはできるだけそれを支える必要がある。

 エンチャンターは再チャームで結構なマナを消費する。また、ブレーク毎にエンチャンターへのヒールも必要になることが多いため、ヒーラーの負担もある。そのため、チャームの安定化は重要な仕事だ。

 デバフであるチャームは、チックごとにモブの SvM によるレジスト判定があり、SvM が高いほどブレークしやすくなる。そこで、予め SvM を下げておくことでその頻度を低くすることができる。

 メージはシャーマンと同様のレジストを下げる Malo 系のデバフを持っており、これをエンチャンターのチャームペットに使うことでチャームを安定化させることが出来る。

 ブレークしたときエンチャンターは color (stun) → meztash (- SvM) → charm という手順をとるので、チャームが入る前に malo を入れるだけの余裕は十分ある。

 malo はエンチャンターの tash と重ねることができる。Lv57 の Malosini は 18 分間 SvM を 60 下げることが出来る。これはエチャンターの Tashanian の 14 分よりも長い。

 また、レイドで相手をする高レベルのモブに対してはアンレジスタブルな Tashanian (-40) や Mala (-30) でまず下げた上で本体の Malosini (-60) 自体を入りやすくするというようなことも行われている。

仲間を引っ張る

 Call of the Hero (CotH) というメージ特有のスペルがある。

 これは同じゾーンにいるグループメンバーを自分の場所へ転送する。

 一見、何それめっさ便利じゃね? ……と思いがちだが、実際に応用できる場面は少ない。ただ、あれば強力な武器であることは間違いないのだが。

 ダンジョンの深部でキャンプしているとき、メンバーが遅れて来る……別の人にリプレースしたい……そういう時はままある。しかし、多くのダンジョンは invis を見破るモブがちゃんと配置されているため、このゲームはダンジョンを一人で移動することがかなり難しい。ダンジョンのモブの配置が通常とアンデッドを混ぜていたりと、モンクや SK のような FDer でない限り合流することがほぼ不可能になっている。

 下手をすると

――死体になってから FDer が引っ張る

 といった異常なことも普通に行われている。

 そういう時に CotH が活躍する。

 インスタンスではないゲームだから、キャンプ場所は先に確保したグループのものになるだけに、まだ揃わない段階で先行しておくことのメリットは大きい。

 ただ、問題がない訳ではない。

 最大の問題は、遠く離れた相手をどうやってターゲットするかである。

 インバイトするにはグループリーダーが相手をターゲットする必要がある。EQ の仕様として、グループ外の人は距離が近くないとターゲット出来ないが、グループ内の人は距離に関係なくターゲットできる。そこで、このような方法がある。

  • ファイアポットバインドなメンバーがゲートアウト、入口まで走ってインバイト
  • ゲートできる別のメンバーが予めゾーン付近でバインドしておきゲートしてインバイト
  • モンクや SK がゾーンまで走ってインバイト

 

 インバイトさえすれば二人とも CotH で戻せるので片道でいい。

 裏技として、壁際でシュリンクポーションを二回使って壁に埋まった状態で Eye of Zomm を使うと、目玉をゾーン際に飛ばせるというバグを使ってターゲットするというものがある。そのため、メージを作る際に選ぶ種族はシュリンクが不要な Gnome が最適なんてことも言われている。

 ただしこの Eye を壁で飛ばすトリックは、レベル 1 というアグロ直径が超広いペットをゾーン際に召喚するのと同義なので、周囲のモブに簡単にアグロするという問題があり、下手をすると超弩級トレインを引き起こす危険性がある。これをやるメージには極力だれも触らないようにしておいたほうがいいし、ソングも切っておくべきだ。

 マナの問題も認識しておく必要がある。500 も食うためグループ丸ごと転送するような場面ではマナ待ちが発生するので、ネクロなどがいれば連携したい。FDer など、一部は先に移動したほうが結局は早く移動が終わるようなケースもある。それと、意外と知られていないが Pearl (4.3pp) を消費するということもあって、無制限に連発できるわけではない。CotH 使いであっても多くは 1 スタック程度しか持ち歩いていないだろう。

 私はたまたま Akatsuki のスペルキャンプで頂いたのだが、このスペル、当時は高価で 2022 年時点のグリーンでは 10k 以上していた。レベル 55 以上だからといって全メージが持っているかと言われれば持っていない人のほうが多かったように思う。今では 1k 前後と、比較的簡単に取れるものになっている。

 兎も角、こんな変わったスペルがあるのはメージだけだ。つい使いたくなるのは人情w そのはず、一度野良グループで使ったとき

――Hero を呼ぶわけではない。メージが Hero になるのだ!

 なんて言われて、照れるやら背中が痒いやらである。

フォーカスアイテム

 他のクラスに無い概念のためわかりにくく、Sol-C で追加されたもので急場しのぎの後付け感がぷんぷんのフォーカスアイテム。

 メージはこれでペットを強化できる。フォーカスアイテムを手に持っている状態でペットを召喚するとペットの見た目が大きくなり、ペットの HP が 25% も増えるため、必須の装備である。できるだけ低レベルのうちにクエストをやっておきたい。

 なお、召喚するときだけ必要なので、マックスペットが出た後は装備を変えても問題ない。が、面倒なので装備しっぱなしにしていることも多いのだがw

 

 最終品が NO DROP なので自身でクエストを行う。材料はいずれもトレーダブルなのでトンネルで入手できる。コアになる雑貨は 50p 前後で売っていることが多い。自分で集める場合は、Cazic Thule に入って 1 つ目のドアを抜けたすぐ上の井戸から泳いで行ける Gator Pit のワニから全部揃う。Najena の magician も落とすが数が少ないためワニがいいだろう。

 上記の材料の他に巨人のつま先 (Toes) もいる。これもトンネルで売っているが、運が悪いと誰も出していないこともあるし、そもそも全部は揃わない。まとまった時間がとれれば OoT の Gornit が 4 種類を落とすため、強い別キャラを持っているのならここで全部そろえてしまうのも良いだろう。この巨人はレベル 34 〜 36 なのでメージ本人がキャンプをする場合はそれなりのレベルが必要になる。

 フォーカスアイテムはいずれも右クリックすると Reclaim Energy できるのだが、クラス判定がないためにメージ以外でもこの機能だけは使えるので、ネクロはおろかシャーマンや SK すらかばんに入れていたりする。私もクレリックとネクロに持たせているし、ドルイドなどペット本体は役に立たないクラスであっても、万が一のマナポーションとしてこれを持っている人もいる。

 これらはレベル 50 以下のペットに有効だ。

 レベル 50 以上のペット用のフォーカスアイテムは HP を増やし、更にペットのレベルが +1 になる。ペットレベルが重要なのは前述したとおり。さて、問題はその入手性なのだが……

 

 水 <<<<< 風 <<<<<< (超えられない壁) <<<<<<< 土

 水の杖は最低 3 人のペットクラスがいればいつかは取れるだろう。私が取った経緯はこの動画にまとめた。

 

www.youtube.com

 

 しかし、土の杖は狙うにはいささか無理がある。

 Plane of Hate のどこかに湧く named の Magi P`Tasa 。

 という時点でふざけんなという難易度だが、それに輪をかけて 3 日スポーン。

 メージのエピックは絶望的 と言われるのは、この杖が材料だからである。

パワーレベリング

 意外に思われるかもしれないが、メージは PL に使える。

 レベル 40 付近まではレベル 49 の 25 ダメージ DS Shield of Lava で PL ができる。

 それと同時に、20 付近からはモブの HP が大きくなってくるので、リクレームテクニック を用いる。

 これはモンクに次いで効率が良い。モンクはメレー DPS の中で唯一タンクに準じる硬さがあるし、DPS も高いので削るスピードが早い。FD をすることでヘイトをリセットできるので、ギリギリまで削ってから FD、あとは殴ってもらうなり DD でとどめを刺してもらって xp を丸ごと対象者にあげることができる。

 メージもこれと似ている。ペットで削ってやってモブが死ぬギリギリ 10% 前後でペットをリクレーム、最後はとどめを刺してもらう。

 1 モブごとに 1 ペットを召喚するという使い捨てだ。

 PL 相手がメレーだとペットの方は攻撃を受けないため、リクレームで丸ごと戻ってくる。またヒーラーやキャスターだとペットがタンクになるため、ペットの HP が減る = リクレーム時のマナも減るので徐々に目減りはするものの、座りっぱなしなので大した問題にならない。そもそも毎回タンクに CH しているようなものなので、自分がヒーラーを兼ねているとも言えるから、場合によってはモンク PL よりも効率は良くなる。

 強いてダウンサイドを言えば、尋常ではないほどのマラカイトを消費するという点ぐらいだ。そういう意味ではネクロは出来なくはないが骨の仕込みが大変だろう。

 マシェルと私で Dragostapelia (ぷりん君のシャーマン) を PL の図。メージの DS がメイン武器で、ネクロのヒールとマナ注入で維持。FoB で 5 まで上げたらすぐにカーンズ・タワーに乗り込むのだが、あまりにも柔らかすぎて即死が頻発したため、クレリックで HP +1000 を実施。

 

 

スキル上げ

 PL で促成栽培をしていると呪文のスキルが追いつかずに fizzle が多発してしまう。暇を見つけてスキルの底上げを定期的にやっておかないと、いざという時に泣く羽目にあうだろう。

 意外に知られていないようだが、スキル上げに使う呪文に レベルは関係ない。キャストを成功させれば良いだけなので、とにかく数を稼ぐことが大事。ということは、マナが一番少なくてクールダウンが無視できる呪文という基準になる。

 これはどんなキャスターやヒーラーも共通だ。例えば Abj が低いので底上げしておきたい場合、スペル一覧の ページ の上から順に見ていき、ブラウザの Ctrl-F -> Abj などとし、その中から一番マナが少ないものを見る。そして Duration が GCD (2.25 秒) 以下のものを選んでおけばスキル上げに使える呪文といえる。

 実際に上げるには、町中でも迷惑がかからないように PC の少ない場所を選んで下記のようなマクロをポチポチする。OoM になったら座って、というのを繰り返す。

  • /pause 45, /cast 1
  • /pause 45, /cast 2
  • /pause 45, /cast 1
  • /pause 45, /cast 2
  • /cast 1

 スペルスロット 1 と 2 に鍛えたいスキルの呪文をメモしておく。Shielding や True North など若干の CD が残るものがあるため、二つのスペルを交互にキャストしてそれを回避している。

 スキル上げに使う呪文は次のものを選ぶと良いだろう。

  • Abjuration: Minor Shielding
    • レベル 1、10 マナ
    • Abj はバフ全般やディスペルなどバフ操作に関係するスキル
    • DS 持ちのファイアペットばかりを使う低レベルのうちはソロばかりという人も多く、Abj がド素人のままというケースが多い。いざパーティーを組むとタンクへの DS で高い Abj が要求され fizzle 地獄で赤っ恥をかくことに。
  • Alteration: Renew Elements
    • レベル 8、25 マナ、CD 6.5 秒
    • Alt はヒールやキュアなどヒーラーの柱になるスキルだが、ルート系統や精神操作系など多岐に渡る
    • Alt もメージが苦手なスキルだ。ペットヒールぐらいにしか使われないスキルにもかかわらず緊急時に fizzle 地獄でチーンである。唯一レベル 1 スペルが使えない関係で結構なマナを食うし、CD が長いので鍛えるのも大変。町中でペットを召喚して他のスキルと同時に上げるしかない。
  • Conjuration: Summon Drink
    • レベル 1、10 マナ
    • Conj は召喚に関わるスキル。DD の一系統でもある
    • DD の多くが Conj だから自然に上がる。/pause 45, /autoinventory とすると召喚したアイテムがカバンに落ちる。
  • Divination: True North
    • レベル 1、5 マナ
    • Div はインビジや変身など視覚的な操作に関係するスキル
    • インビジ系にしか使わないので苦手になる。True North はスキル上げのためだけに存在するスペルで 5 マナなので買う価値は十分ある。そもそも北なんて Rusty 武器を床に置けば誰だってわかる。
  • Evocation: Burst of Flame
    • レベル 1、7 マナ
    • Evo はダメージ呪文に関係するスキル
    • これも DD で使うスキルなのであえて上げることも無いだろう。鍛えたい場合は自分に向けて打つ。他の PC に撃つとガードにアグロするので注意。

 pause の数字は呪文によって異なるので適宜調整しよう。特に Renew は長いので pause は 65 程度になる。

ペットトラック

 メージ、ネクロ、エンチャンター、シャドーナイト、シャーマンのようなペットユーザーは、そのゾーンに特定のモブが沸いているかどうかを知ることが出来る。

 今沸いているかどうかだけで、場所はわからない。

 ただ、ネームドを調べるにはそれで充分なので、かなり有効だ。

 詳しくは こちら で解説。

買うべきモブドロップスペル

 必須なのはこちら。60 の水エレが唯一それなり、ほかはワゴンセール。

 

 必須ではないが、あれば間違いなく便利なもの。

 

 ご覧の通りメージはバカみたいに高いスペルが無いのがいい。CotH と Muzzle はお金ができてからで良いだろう。

メージ向けの装備

 フォーカスアイテム以外のメージ向けの装備。

 お金のかからないクラスではあるが、持っておけば便利なもの。

  • JBoots - DRU, SHM, BRD, RNG 以外の全クラスが欲しがるものではあるが、プラチナファームには必須になる。ゲートアウトしてゴミを売っているあいだに他のファーマーにキャンプを取られる可能性があり、素早く戻る必要があるため。取り方は こちら を参考に。
  • A Crude Stein - CHA +15。トンネルでかなり安く出ていることがある。ゴミ売り時の CHA ブーストに極めて有用。
  • Kobold Jester's Crown - CHA +30。ソフトキャップの 104 まで一気に持っていける。ただ、かなり馬鹿になる (INT -30) ので売り終わったら即脱帽。ベース CHA が 60 と一番低い Dark Elf (憤慨) や Gnome (当然) であっても、これさえあればベンダー売値のソフトキャップである 104 まで残りの 14 を Crude Stein で埋めることができる。
  • 何らかの INT ローブ - DPS クラスはなかなか野良で雇ってもらえないものだが、キャスターは貧相な見た目をファンシーなローブ 1 つで覆い隠すことが可能w なので、まともなものを着ておけば偽装できる。Robe of the Oracle は 100 から高くても 200p 程度で常時流通しているし、INT +5, Mana +25 とまともな性能。初期ローブを着ていた私のレベル 4 ENC は通りすがりの NEC 様にこのローブを貰ったことがw
  • Loam シリーズ - キャスター向けのアーマー。レベリングのため The Hole に行く人が多いからかトンネルで投げ売り状態であり、INT と CHA を上げやすく性能がいい。ただ自分もいずれ Hole に行くことになりわけで、そうなるといくらでも見かけるので、お金が余っていない限りは積極的にトンネルで買う必要も無いとも思う。ギルメンで余ってるということも多いので聞いてみるのも良い。
  • Burnt Wood Staff - マナ 0 で撃てる 330 ダメージの DD、キャストタイム 13.5 秒。マナがかなり楽になる。ただし高価なものなので、SoS 出るかもとか適当なことを言って自分らでキャンプをするのもいいかも。

 

スペル分類

 私の独断で分類してみた。

  • ^ OoT のみで販売
  • * スペルリサーチのみ
  • ** モブドロップのみ

ペット

ダメージ

デバフ

アイテム召喚

バフ

その他

便利トリガー

 メージに便利な GINA のトリガー。

 下記で示す音: のリンク先は WoW の情報サイトで、サウンドエフェクトもダウンロードできる。ただし GINA で使えるオーディオファイルは wav だけなので、こういうサイトで適宜 ogg や mp3 を wav に変換してほしい。

 

ターゲット名

 サーチテキスト: tells you, 'Attacking (.+) Master.'

 Use Text to Speech: ${1}

 ペットが何をアタックしようとしているのか名前を喋らせる。鬱陶しいかもしれないが慣れると便利。ウィザードタイプなどのモブから AoE を食らって意図しないターゲットに変わってもこれで察知できる。

 

ペット戦闘中

 サーチテキスト: Taunting attacker, Master.

 音: UI_VoiceChat_ChatMessageIncomingActive.wav

 ペットが何かと戦闘していると定期的にこのメッセージを出すので、それを拾う。こちらの知らないところでペットが戦闘しているようなことがままある。これはそういう事態に気づくことが出来る。

 

土エレがルートしました

 サーチテキスト: feet sink into the ground.

 音: PutDownGems.wav

 ペットが複数のモブにアグロしているとき、この音のタイミングで pet back する。また DD しすぎたなどで自分がアグロを取ってしまったときの後ずさるタイミングをこの音で知ることが出来る。

 

エンチャンターのチャームブレーク

 サーチテキスト: ((Luela|Wayay)( regains concentration and continues casting\.|'s casting is interrupted!|'s magical skin absorbs the blow!|, but misses!| for \d+ point(s|) of damage)|is (stunned|dazzled) by scintillating colors)

 音: BellTollTribal.wav

 チャームが切れたことを外から 知る術はない。その代わりにチャームが切れるとエンチャンターが殴られはじめるので、それを拾う。

 ただ、腕のいいエンチャンターほど自分のラグから color のレンジを読んでいる人もいて、そういう人はペットが襲いかかってきても殴られることなく stun を決めてしまう。そのため、後半で color のメッセージも拾っている。

  • Luela|Wayay
    • 予めこの部分に一緒に遊ぶエンチャンターの名を並べておく。縦棒 | で名前を区切る
  • regains concentration and continues casting
    • 殴られているがキャスト成功
  • 's casting is interrupted!
    • キャスト中断 (何でもない時に duck 等で中断しても反応してしまう)
  • 's magical skin absorbs the blow!
    • ルーンがダメージを吸収した
  • , but misses!
  • for \d+ point(s|) of damage
    • 殴られている最中
  • is (stunned|dazzled) by scintillating colors
    • color が着弾

 

 どれも間接的なものであって確実ではない。間違いないのは普段からエンチャンターを視界に入れておくことだ。そうすればニアレスト NPC が使えるので、ターゲットも楽になる。

 

敵のダメージシールド

 サーチテキスト: ^(.+) was burned.$

 音: GLUESCROLLBUTTONMOUSEOVER.wav

 メレーが DS によるダメージを食らったときに音を出す。Sol-B のエレのように相手の DS が許容できないダメージであるときは、Cleric がいれば MoK をしてもらうか、余裕がなければメージが CM する。

 

ペットが危ない!

 サーチテキスト: ^I have (([1-3]|)[0-9]) percent of my hit points left\.$

 ディスプレイテキスト: #### ${1}% ####

 Use Text to Speech: heal your pet

 ペットの HP が 40% を割ったときに警告を出す。頻繁に使うマクロ (assist や attack) に /pet health を加えておけばよい。例えば 30% にしたい場合は [1-3] の部分を [1-2] に書き換えよう。

 余談、(([1-3]|)[0-9]) の説明。

 まずここでやりたいことは、I have X percent の X の部分が 0 から 39 のときだけこのトリガーを動かしたい、ということ。(0-39) と素直に書きたいところだが、正規表現ではそうはいかない。(0|1|2|3|4...36|37|38|39) と、全部のパターンをベタ書きするのも正解の一つではあるが長すぎて収まりが悪いし何よりダサい。まず 1 桁目をなんとかする。ここは [0-9] なので簡単。次に 2 桁目は 1 から 3 までの可能性の他に 1 桁 %、つまり死にかけていて 2 桁目が存在しない場合。そこで、([1-3]|) として 1 から 3 | (或いは何もない) と書いている。|) として何もない場合もマッチさせるテクニックはよく使うので覚えておくと良いだろう。これを理解していれば、上記エンチャンターの例にある point(s|) も何をしているのかわかると思う。ヒント: (point|points) も正解だが、より短く書くには…?

スペルリサーチ

 Spell Research は、作成でもスキルを上げることは出来る。

 が、真面目に鍛えようとすると茨の道もいいところなので、使いみちの無いトレイニングポイントをギルドマスターに全ツッコミするのが一番効率がいい。他のトレードスキルと異なり、金がある限りギルマスから教えてもらうことができるという救済措置がある。1.5kpp 程度で 182 まで一瞬だ。

 メージのリサーチで使う材料はやや特殊で、かなり面倒だ。P99 wiki の表は見にくいので私が使っているものを載せておく。

  •  凡例
    • v Spell -- 店売り
    • v* Spell -- OoT
    • R Spell -- リサーチ
    • vR Spell -- 店売り or リサーチ
    • v*R Spell -- OoT or リサーチ。買いに行くのがクソ面倒なので、リサーチの材料が余っていたら作った方が早い
  • 16 ペット
    • vR Minor Summoning: Air
    • vR Minor Summoning: Earth
    • v*R Minor Summoning: Fire = (12pet + Tyranny + Halas Heater)
    • vR Minor Summoning: Water
  • 20 ペット
    • vR Lesser Summoning: Air
    • vR Lesser Summoning: Earth
    • v*R Lesser Summoning: Fire = (16pet + Dominion + Jade Shard)
    • v*R Lesser Summoning: Water = (16pet + Dominion + Ice of Velious)
  • 24 ペット
    • R Summoning: Air = 20pet + Dimension + Pearl Shard
    • v Summoning: Earth
    • R Summoning: Fire = 20pet + Dimension + Jade Shard
    • R Summoning: Water = 20pet + Dimension + Ice of Velious
  • 29 ペット
    • vR Greater Summoning: Air
    • R Greater Summoning: Earth = 24pet + Coercion + Glove of Rallos Zek
    • vR Greater Summoning: Fire
    • R Greater Summoning: Water = 24pet  + Coercion + Flame of Vox
  • 34 ペット
    • R Minor Conjuration: Air = 29pet + Duress + The Scent of Marr
    • v Minor Conjuration: Earth
    • R Minor Conjuration: Fire = 29pet + Duress + Breath of Solusek
    • v Minor Conjuration: Water
  • 39 ペット
    • v Lesser Conjuration: Air
    • R Lesser Conjuration: Earth = 34pet + Convocation + Glove of Rallos Zek
    • v Lesser Conjuration: Fire
    • R Lesser Conjuration: Water = 34pet + Convocation + Frame of Vox
  • 44 ペット
    • R Conjuration: Air = 39pet + Incarceration + The Scent of Marr
    • R Conjuration: Earth = 39pet  + Incarceration + Essence of Rathe
    • vR Conjuration: Fire
    • R Conjuration: Water = 39pet  + Incarceration + Tears of Prexus
  • 49 ペット
    • R Greater Conjuration: Air = 44pet  + Bondage + Wing of Xegony
    • vR Greater Conjuration: Earth
    • R Greater Conjuration: Fire = 44pet + Bondage + Breath of Ro
    • R Greater Conjuration: Water = 44pet  + Bondage + Tears of Prexus
  • その他
    • R Cornucopia = Transcendence + Spell: Summon Food + Loaf of Bread
    • R Everfount = Transcendence + Spell: Summon Drink + Flask of Water
  • Word 逆引き
    • Tyranny: 16 fire
    • Dominion: 20 fire/water
    • Dimension: 24 air/fire/water
    • Coercion: 29 earth/water
    • Duress: 34 air/fire
    • Convocation: 39 earth/water
    • Incarceration: 44 air/earth/water
    • Bondage: 49 air/fire/water

 メージのリサーチで頭が痛いのは、ペットスペルの作成に一ランク下のペットスペルを要求する。しかもその一ランク低いペットスペルを作るのにまた一ランク低いもの……と、中には三段も連鎖しているものもあるクソ仕様。

 例えばレベル 49 の水エレ。これを作るにはまず 34 の店売りの水エレを買ってきて 39 を作り、それを使って 44 を作り、ようやく 49 の素材が揃う。

 一見すると店売りしているスペルのように見えて、その実 OoT の世捨て人しか売ってないものも混ざっていたりするから、尚の事厄介だ。行くのに三十分はかかるし、重ならないから大量の仕入れも難しい。

 しかもこの NPC はいつ行ってもいなかった。wiki の自撮りっぽい SS からもわかるようにこのおばさん、今でこそパッチで修正されはしたが、ペットにされて別の島でサイクロプスと仲良くバカンス水着回なーんて風景が日常だった。

 とにかく面倒、だからこそ商機が……?

 

 ないんだなーこれが。

 大して売れない割にバンクスロットを最低でも 20 スロットは圧迫する。諸刃の剣というより、時間的にも資源的にも損失のほうが大きい気がする。

 大体、リサーチのスペルなんてレベル 50 未満のものばかりで、つまりすぐに通過してしまうレベル帯だし、そのうち上位互換スペルも覚えるからスペルの星取表を埋めたがるような A 型の物好きしか欲しがらない。

 Kunark 以降のスペルは直接モブドロップになったし、スペル・リサーチというデザインそのものが失敗だったと認めたようなものだ。Kunark モブドロップのスペルも、問題だらけだけどね。一部のスペルは異常なほどレアなので、EC トンネルでは「あーはいはいそういうヤツね」的な扱いである。

 

 焦点を絞って Tunnel に並べておくようにすれば、それなりに成立はする。

 私の売れ筋はこんな感じ。

 火エレはレベル 51 の土エレを取るまでの主砲なので、各レベルごとに持っておきたいと考えるメージは多い。リサーチでしか作れない火エレは必ず並べるようにしていた。

 24 ペット Summoning: Fire = 20pet (OoT) + Dimension + Jade Shard

 34 ペット Minor Conjuration: Fire = 29pet (ベンダー) + Duress + Breath of Solusek

 49 ペット Greater Conjuration: Fire = 44pet (ベンダー) + Bondage + Breath of Ro

 素材のペットスペルがベンダー売りというのも作りやすい。OoT ベンダーのものも大量に仕入れてストレージキャラに突っ込んでおけばいいだろう。

 ここで注意したいのは 49 の火エレ。店売りの 49 土エレで 51 の土エレに抜けてしまう人も多いので、売れ行きは悪い。

 パンと水 Cornucopia + Everfount: 1 スタック召喚する。メージのくせにそれぐらいギルドに置いとけw というのはともかく、コアの Transcendence がレアで作るのが面倒なので、それなりに売れる。この Word は Lava の Druid リングのあいつが持っていたりするので、定期的に見に行こう。Word さえストックしておけば残りはベンダーで揃うし、リサーチスキルが 62 しかいらないのも良い。序盤の金策には最適だ。

 49 ペット: Greater Conjuration: Air = 44pet (リサーチ)  + Bondage + Wing of Xegony

 レベル 45 〜 52 のメージが PoS に行きたいとき、流石に 39 の風エレしかもってないと赤っ恥なので、需要はそれなり。ただ素材の 44pet が Conjuration: Air = 39pet + Incarceration + The Scent of Marr と連鎖しているため、結構な手間になる。

 普段の loot で気をつけておくべき Word は、Transcendence・Dimension・Duress・Bondage の 4 つのみ。触媒についても Jade Shard・Breath of Solusek・Breath of Ro 以外は無視していい。

 他のスペルは、PoS に行きたいけど強い風エレが無いなどの特殊な事情を除けばほぼコレクターズアイテムとしての需要しか無いので、気にすることはないだろう。

 

 

 

それでは、ハッピーメージ!